Archive for 03 January 2004

03 January

◆274日目

引き続きサイの実家。近所にちょっとした公園があって、そこで息子と凧揚げをする。今日は風が全く無く、凧は全然上がらない。息子を無視してムキになって走り回ってたら息子は大泣きしてしまったのだが、そこへ近所に住む裕太君(4)が来て一緒になって息子と遊んでくれたので事なきを得た。裕太君(4)は一人で公園に来ていたワケアリ少年なのか、それとも誰か保護者がいるのか疑問であったのだが(なにしろまばらに老人がいるばかりで人気が全くなかったのだ)、そのうち彼の父親らしき人物が小さい女の子を連れて現れたので、ほっとして我々の鉄腕アトムプリントの凧で一緒に遊んでいたのだが、彼らもいつの間にかいなくなってしまった。どうやら裕太君とは真っ赤な他人であったらしい。「ええ?おいおい!裕太君、今の裕太君のお父さんじゃねーの?」との問いに、彼ははるか遠くを指さして応えたのだった。「違うよ。ボクはね、あそこの源吉じいちゃんときたんだよ」。その源吉じいちゃんはその、はるか遠くのベンチでうつらうつらと寝ていたのであった。こうして息子は裕太君(4)とすっかり打ち解けたため、私が居なくても勝手に二人でアバレンジャーごっこをしながら走り回って遊んでくれた。息子にアバレンジャーを見せたことはないので何をしているのかは息子には分からなかったはずだが、我が息子は、そこは応用を利かせてウルトラマンナイスの必殺技「ベリーナイス光線」等を繰り出すことにより対抗していたようだ。そしてこの間、ジャンパーにジーパンという窮屈な服装ではあったけれども、私は思う存分蹴ることができたのは言うまでもない。サイにドラゴンの説明をして、「それは前に何度も聞いたよ」と言われたりした。とても落ち着いたひとときであった。元旦は、前日のプライドのビデオを取り損ねたことに気付き、「2004年はきっとロクなことがない」と失意のどん底にいたワケだが、そんなことはない。きっといい年になるに違いないと思える幸せな時間を過ごした。こうやって今年もダラダラダラダラと目的もポリシーも無く、駄文を連ねて行きたい。成長とかしたくない。
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