◆368日目(2)

とりあえず一つは思い出した。「抜き」のこと。ｍａｃｏ氏と飲んでいて気付いた。

ピクシーでも、ステッピングでも、アトミックでも、よく聞くアドバイスとして、「ＳＥＴ（ｏｒＤＥＸ）した足をすぐに地面におろす」ってのがある。オレはどうもコレが理解できなかった。ピクシーとかが少しは出来るようになった今、その意味がやっと分かりかけてはいるが、やはりピンと来ない。さらに困ったことに、「ピクシーのコツは？」と聞かれたら、オレ自身「ＤＥＸした足を急いで地面におろす」としか言いようがないのだ。

多分この辺のニュアンスは、重心について考えることで少しはマシな表現が浮かんでくる気がする。つまり、「急いで地面におろす」のではなく、「急いで地面におろさざるを得ない体勢にする」とでもいえばいいか。

着地を急ぎたいときは、あらかじめそっちに重心を傾けておけばいいのだ。いやでも急がないと倒れちゃう状況をつくってやればいい。シンポジウムミラージュを考えれば分かりやすい。どんなにトロいやつでも、シンポジウムミラージュのＤＥＸ足の着地スピードは世界チャンピオンと同じはずだ。それは重力で決まっているからだ。ピクシーのときも、セットした足の方に体重をかけておけば、イヤでも着地を急がざるを得ない。ステッピングもそう。腰を低くして、地面に押し込むような感じでＤＥＸ。

ここまで書いたことは、実はもの凄く重要な意味がある。「フットバッグは運動能力じゃない」ってこと。いったん飛び上がっちゃえば、着地するまでの時間は、トップアスリートだろうがダメリーマンだろうが関係ない。重力を味方に付ければコワイものはない。ますます中国拳法みたいになってきなな。なんだよ。最近のバキは。少年ジャンプかよ。

◆368日目

書きたいことがたくさんあると、書かなきゃ書かなきゃと思えば思うほど却って面倒くさくなり、いつしか「なぜ書かなきゃならないのか」という怒りにも似た感情が出て来るにつけ、そんな子供みたいな自分に情けなくもなってきてしまい、しかしそうこうしてるうち、いつの間にか何を書きたかったのかも忘れてしまうのがパターンなのであるが、不思議なことに酒を飲めば、そんなもやもやした苛立ちはすぅっと消えて、素直に書いておきたかったことが浮かんでくる。グアイのこと、昨日の夜中に蹴ったこと。QPから電話がかかってきたこと。そして飲んだこと。そして新しい仲間が出来たこと。

で、何を書きたかったんだっけ？