Complete text -- "◆347日目(2)"

17 March

◆347日目(2)

バッグを上げるためには足は上げるだろ?その足を着地するためには足を下げるワケだ。セットが終わったらなるべく早く足は下げたい。

「セットした足を急いで下げる」ことを意識するとき、どの時点で急ぎ始めるか?オレは、今までは足が上がってる段階で急ぎ始めてしまってた。上昇している足に下向きの力を加えるのだ。これはツライ。ベクトルが180度違うんだから。

バッグを上げ終わる直前、セットした足は「フッ」と力を抜く。力を抜いても大丈夫。足はちゃんと上昇し続け、バッグへ上向きの力を加え続けてるのだ。下向きの力をあえて加えない限りは、足にだって慣性の法則が働くんだから。つまりバッグも足も、物理法則に従って放物線を描くのだ。

足はバッグと違って色んな抵抗があるから、バッグよりも足の方が早く最高点に達し、そして下降に転じる。これで「バッグは上昇。足は下降」てな状態が出来上がるのだ。足が下降に転じたら、これでもか!と急いで降ろしてやればいい。これは楽だ。あんまり力はいらない。


これが「抜き」とか「タメ」の正体ではないだろうか。

ピクシーなんかは、このときの足の角度とか、ヒザの形とかをあらかじめ調節しとくんだろう。上手い人は多分、「急いで降ろそう!」と思った時点では既にDEXは終わっちゃってるんだ。

急ぐのは、降ろし始めてから急ぐのであって、降ろすタイミングを急いじゃいけない。
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