Archive for 22 October 2003

22 October

◆202日目

やっぱりそうだ。アトミックセットもピクシー抜きも同じ。つーか、2DEX以上を含むムーヴは全部一緒。つまり、結局はバッグを上げた足を如何に早く地面に着地させるか、なのだ。このセリフはこれまでも良く耳にしてきたが、今日、ピクシーの練習をしていて改めて実感した。しかしながらここで単純に「SET後に急いで足を降ろすことを意識する」というのはたかが知れている。何より、<跳ねない><ゆったり><さりげなく>を目指す中高年シュレッダーにはこの努力は似合わない。あくまでも太極拳のようにヌルい動きで。それにはどうするか?要は低い位置で、高くバッグを上げればよいのだ。短いストロークで上げる、と言い換えても良い。しかし困ったことに人間の骨格ではちょっとそれは難しいのだ。つま先に載せたバッグを思いっきり高く上げようとするとき、普通に考えれば、どうしてもヒザを高々と上げる必要がある。バッグを上げるのに使うのが股関節だからだ。しかもこの関節を素早く動かすのはツラい。力も無駄に必要とする。上げるのはバッグだけで良いはずなのに、太股から下の脚全重量を振り回さなければならない。ところが逆に、カカトに載っけたバッグならどうだろう?少ない動きで「ビッ」と上げることが出来るではないか。これはヒザから下だけの動きだけで済むからだ。しかも使う関節はヒザ関節のただ一つ。この動きに必要な腿裏の筋肉は、ヒザから下の脚だけを支えれば良いので力も少しで済む。ここまでの話に、フットバッグの神髄が隠されている気がする。何故フットバッグが難しいかというと、膝の曲がる方向が逆だからだ。よくよく考えると、人間の足には、つま先に置いたバッグに真上方向の力を効率よく与える関節がないのだ。ところがこの動画を見たとき、目が覚めた。ちょっと 頭を使えば股関節をあまり使わずにバッグ上げる方法がありそうだ。これを見ると最初のトーセットで、足首を外側に捻っている。さらにヒザは鋭角に曲げ、つま先が曲げたヒザより体に近いところにあるように見える。これによって、カカトにバッグを置いたときと同じ様な足の動き、つまりヒザ関節でバッグをあげているのではないかと思うのだ。それに加えて、アウトサイドキックのような、横方向の回転力も利用している点も見逃せない。ピクシー、なら足首は外側、フェアリーやアトミック、クウォンタムなら足首は内側に捻ってやればいいのではないか?
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