◆578日目

最近、子供らの就寝時間が遅くなっている。前は９時前には寝てたのが最近は１０時１１時が当たり前に。昨日も蹴りに行きたくてウズウズしてたのに、９時を過ぎてやっとフロが終わったところで寝る気配なし。そわそわしているオレの様子をサイが見かねて、

「パパはね、今から会社なの。ねー？パパ？」

と息子にウソをついてくれたのである。

「そ、そんな。いや・・・子供を騙してまで・・無理して行くつもりは決して・・あるけど。つーか、そんなにそわそわしてたか？オレ。でも・・・まあ、行くんだけど・・・」

と私は一瞬たじろいでしまったワケである。しかしサイの目が

「いいのいいの。いいから行っておいで。今日は年休とってくれて、午前中は次男と留守番してくれたし、午後は買い物付き合ってくれたし、いいから行っといで。そもそも昼間に家族サービスしようがしまいが、行きたいときに行っていいんだから。つーか、わたし普段、そんなに家のことするようパパにプレッシャーかけてる？」

と言っていたのだ。間違いない。オレ聞こえたもん。だからもの凄い後ろめたさを感じつつも、平日の朝には絶対に見る事の出来ないくらいの早業で身支度を整えていたのであった。そうです。オレの問題です。後ろめたいのも、昼間張り切っちゃうのも、全部オレの問題であってサイは関係ない。オレの行動原理は後ろめたさである。後ろめたいからついつい頑張る。ちっちゃいときからそうでした。最近は後ろめたいことを探して頑張ってる気がする。後ろめたくないと頑張れない。